[魔王が語る昔話>>209 >>210 >>211。
出会う前、眠る前にあった出来事なのだろう。
魔王が秩序の王たる相手に立ち向かう理由。
その一端を見た気がした]
フフ、ヴァートル様のものを壊そうとする者には鉄槌を下しませんとねぇ。
[ブン、と紅い覆い布を大きく振り下ろすと、布は瞬時にステッキへと変化する。
指だけでくるりと回転させ、右手でしっかり握り、大きく振りかぶると先端から魔力で構成された鞭がすらりと伸びた。
鞭独特の音が空を切り響く]
離れていても無駄ですよ。
[魔力の鞭の長さは自由自在だ]