人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


王国軍参謀 ギィ

[ 自分たちの役目は、このゼファー兵と正面きって戦うことではない。
それは救いだった。同時に呪いでもあった。

「ここは一組が受け持つ。二組、三組は行け!」そんな声に押されて、王国兵の半数以上が蜘蛛の子を散らすように離れてゆく。
彼らは波状攻撃の交代要員として、廃墟と化したトルーンや沿岸の森に身をひそめる算段である。
伝令役は、ベリアンの元へ走った。

中には、これ幸いと逐電を決め込む者もなくはない。
トラウマになるほど、ゼファー兵の獰猛さは桁外れだったのだ。]

(221) 2019/11/03(Sun) 16:36:36

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby