――…ガーディアン・スノウ!
機能しているシステムはそのまま
コックピットの操作を、副艦長権限で一時凍結してくれ。
敵に操作されないように、な。
それから、コックピットの見張りを頼む。
侵入するやつがいれば、 すぐに私を呼べ!
護衛艦や乗員・乗客からの通信は、私のリンクに回せ。
[ スノウが現れてくれたなら、
それだけ頼んで、コックピットを飛び出して。
第一エリアの通路を駆けだした。
副艦長としては、莫迦な判断かもしれない…が、
シルバー・メリー号も、ラグナロクも大事だが
乗員や乗客の命と危険を、放っておくことも、できない。
船内に敵が侵入している可能性は、分かってはいても。
それに”あの人”もたぶん。
どちらも守ろうとしたんじゃないか。
根拠はないが、そう考えたから。* ]