―――愛していますよ、イングリッド。[唇が触れる瞬間の囁き。じりじりと削られて、最後にぶつかる淡い接触。>>208されど、即座に逃げてしまう気配に、喉を揺らして笑気を漏らし。] ……私の妻は、本当に大変な照れ屋のようだ。 それとも力が戻れば、もっと大胆になってくれるのでしょうか?[己の唇に指先を宛がい、嬉しそうに口唇を撫ぜつつの妄言。明かず森の外れまでなら送りますよ、と甘やかす振りした執着も添えた。]