[赤き華が咲き誇る。血を流さぬ闘いなど在るものか。命を賭けずに灰を積めるものか。自身を奮い立たせるよう、背を預けていた壁より身を引き剥がし、曲刀を真っ直ぐにアレクシスへと向けた。そこに在るのは正義ではなく、信念であった。] クレステッド、前を向けッ! 叱責なら後で欲しいだけくれてやる。 我が身、我が義務、誉れ高き使徒ならば、 血塗られた道に添い、剣を構えろ。 俺は、聖将ソマリ・サイキカル。 ――――義務を果たす者だ。