人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


臨時元帥 クレメンス

[もともとは古い砦が建っていた場所だ。
人間の気配がないから、天使にも見逃されたのだろう。
地下格納庫などはまだ実用に耐えたから、多少の規模の軍を駐留させるのに不足はない。

なにしろ、首都の制空権をがっちり押さえられたままの戦いである。
首都近辺に軍を置けば民間にも被害が出るだろう、と考えれば、やや離れた砦は無難な選択肢ではあった。

にわかに人も兵器も増えたその砦には各軍の指揮官も集まりつつあり、ちょっとした作戦本部のかたちを為しつつあった。*]

(220) 2017/11/05(Sun) 23:38:35

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