[廊下でマッキントッシュの姿を見とめれば、そう声を掛ける。
事故により最前線から離脱し、兵器開発部に所属する非常勤講師。
学友から聞いて、女は彼をそう認識していた。
立ち止まって貰えたなら駆け寄って、]
――先生は、…もし外国が結界を越えて攻め入ってくるような事があった場合、
この国でそれに対処出来る武器や戦術をご存知でしょうか。
もしご存知でしたら、それは一体どのようなものなのか教えて頂きたいのです。
[軍で兵器の開発に携わる彼なら、最新鋭の技術に触れているだろう、との期待。
真っ直ぐに彼を見つめ、教えを乞うた。*]