[銀嵐で両親共に無くして、都会に引き取られた別れが17年前。丁度当時6歳の自分だが、大体13歳の見た目でも、あちらは面影を完全に記憶していたらしいから][首を傾げるその姿に、"面倒な事"を云いたく無い。そう思わず考えていた。厄介な事を正直に話して、面倒な視線を受ける事が、嫌だから][ならば、それこそ彼が助け舟を出してくれたのだし。長男から随分年離れた弟がいる、と両親を勝手にマメな夫婦に仕立て上げれば良い物を]