[ 程なく、辺りを覆った土煙が、強大な魔の手によって吹き払われ>>205今の今まで、互いの命を奪おうと対峙していた魔と人の姿が、曝される ]
クロート!フラン!
[ 声は聞こえていたが、目でも仲間の無事を確かめると、確かな安堵が胸に広がる。その安堵に浸る暇もなく、魔王の声が決戦の一時休戦を告げた>>208 ]
クロート...どうする?
[ カヤはもう目を覚ましていたろうか?まだならば抱えたまま、目覚めて歩くと言うなら、その身を支えて、クロートの方へと歩み寄る。
どうやら、魔族達は、魔王に従い天からの介入者を排除にかかるつもりらしい ]