人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


天軍指揮官 ナネッテ

― 光の船 ―

[──── そして現在。
 影は光の御心に添い、その刃を振るい続けている。
 その様はあたかも太陽に添う月、淡く輝ける者。]


 見定めるなど。
 本当はまったく必要などなかったのだよ。
 ただ……好い。と思ったのだ。


[はじめにその心を、その響きを感じ取ったのだから。
 強烈な輝きではなく、然して影に紛れし静謐なる光を、
 確かにこの魂は感じていたのだから、と。
 独り言を聞く者はなく、大天使は一人静かに微笑み続けた。*]

(220) 2017/11/02(Thu) 00:55:52

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