人狼物語−薔薇の下国

297 吸血鬼の脱出ゲーム


青銀 エレオノーレ


――――――ッ、そうでした。
私、始まるまで此処から出れないのでしたわ。

[ノブへと触れれば、じゅうと焦げる音と共に指先が黒ずむ。
爪は瞬時に焼け、爪先は皮膚が溶け、赤々とした肉が見えた。

顔には蔦のようにも似た紋様が浮かび上がり、左半分を染め上げる。
ドアより離れればなりを潜め、肌に溶けるように消えていった]

(220) 2015/01/30(Fri) 01:08:43

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