『自由なるもの、二つの疾風』『その力の高まり、しかと見届けた』『汝らの輝きに、『疾風の勇者』の号と、『世界』の未来《さき》を託す』……この、声って……。[誰? という疑問には、風乙女が答えてくれる。これは、風の精霊の長の声だと。その説明に自然、視線は傍らのウェルシュへと向いて]