心配されずとも、そう易々とやられるつもりはないが。……ついてこい。[他の誰かならば、駆ける馬に合図を出して引き離していただろう。彼女が士官学校時代最後の試験の相手で、その実力の片鱗を感じた相手だったから。反論しながらも、共に並走することを選択した]