― 宿の入り口 ―[女主人であるレジーナらとのやりとりを終え、 ロバを横木にくくり終えた後。 さて受付へ戻ろうとすると、 後ろから宿の女主人の名を呼ぶ声>>192がした。 先ほど別れたカタリナという少女と同じ年頃の子だろうか。 はつらつとした屈託のない声が、 市場で商品をさばく女商人のようで爽快だった。]