―未来?心臓手にする前?―
[返された言葉に>>169、この状況において、湖面のように静かな彼の内面を反映したその声音に、恐怖を覚える。
慣れない、告白とも言えない感情の羅列は、彼によって阻まれた。>>171
告げられた言葉に、その口調に、
自分の言葉がやんわりと拒絶されている事に気付き、絶望した。]
……何度でも言うよ。
俺はお前が誰よりも大切だ。
許されるなら傍に居たいし共に歩きたい、と。
[この言葉を彼が受け取ってくれる日が来るかは、分からない。
自分の言葉が、唯素通りしていりとまでは思わない。
それだけの日々は重ねたと思う。
秋に落葉樹がその葉を静かに落とすように。
一つの終焉。
けれど、葉は降り積もり何時か腐葉土となって木の生を繋ぐ。
自分の存在がそこになくてもいい。彼の心にいつか芽吹き、生を繋ぐものが産まれるよう。
ただそれを祈りながら、何度もその言葉を繰り返す。*]