人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


蒼眼の天使 カレル


  どきどき、するんだ。
  あなたがこうして、ぼくに……必死であるところに。

[ 片手を伸ばして掴もうとしたのは彼の片手。
 触れられれば左胸に触れさせ、そのまま
 手の甲に唇を寄せよう。 ]

  …………だめ、なのに。
  これ以上、幸せになってはいけないのに。
  もっと、もっと、可愛らしいあなたを
  見せて欲しくなる。

  ぼくは、我慢しようとしたのに。
  クレメンスが悪いんだからね。

[ ぐちりと結合部を締め付けながらも
 これから吐き出そうとする言葉に
 ぼっ、と炎に炙られたように頬が赤くなる。
 酒にでも酔ったように熱の孕んだ声が囁いた。 ]

(218) 2018/03/31(Sat) 05:06:12 (24kisouth)

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