― モーザック砦・演習場 ―[横薙ぎに振るった大鎌で近づく兵を薙ぎ払い、次の構えに移行しようとした所に、槍の穂先が繰り出されてくる] ……っ![とっさに横へと飛び退く事で鋭い一閃を避けた娘は、鋭い亜麻色を槍手へ向けた] お前……邪魔だ。[低い呟きと共に、そちらへ向けて身構える。黒き将程ではないが、こちらも相応できるらしい。ならば獲るのみ、と、思考はそちらへ自然に流れていた。*]