人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


気儘な猫 カレル

[課題を熟すまで見張りの様に付き従うクレステッドのイドを八つ当たりに捕まえて、かぷりと、戯れに甘噛みを。逃げようと惑うイドにほんの小さく、けれど無邪気に笑って]

…今日の段階で騎士は正しく「ブランらしさ」を択べる、か。
俺は、それは、難しいとおもう。

鑑定士が複数でてきたとして、その一方が騎士が既に親密なら、もし俺が騎士なら親しい方を「ブランらしい」と信じたいとおもうだろうな。
吸血鬼として覚醒したからといって、ひととしての心を忘れた訳じゃないだろう。
ひとなら誰しも、共に未だ疑う要素が無いなら親しい相手を、信じたいと思うんじゃないだろうか。

例えば、俺と誰かが鑑定士だと名乗り出た所で、騎士が俺の方守るとは到底思えない。
例えば、先生が名乗り出たら、俺は無条件に先生を信じるよ。…そういう事。

[両の小さな手を掴まえて皮膜を広げて透かし、暴れる小さな作り出された生き物を弄びながら、その向こうの彼に向けて、つらつらと語り始め]

(218) 2013/10/04(Fri) 09:11:55

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