人狼物語−薔薇の下国

512 勇者と魔王の共同戦線!


王子 アルフレッド

[ 腕に抱えたカヤが、僅かに身動いだ気配に視線を落とす。その顔に浮かんだ微笑みと、こぼれた言葉を拾うと>>201 アルフレッドは、一瞬目を見開いてから苦笑した ]

もう、お前たちを置いては行かないって、約束しただろう?

[ それは、単独行から戻ってすぐ、心配したという言葉と胸を叩きながら頬を濡らすカヤの様子に>>199すっかり狼狽えて、半ば、その涙を止める為だけに結ばされた約束だ。
あの時は、おなごを泣かせるとは何事、とばかりに、フランからの圧も相当強かった覚えがある ]

お前らは、ほっとくと、どこまで無茶するか判らないからな。

[ 聞こえてはいないだろうぼやきを口にしながら、カヤの額の傷を手巾で押さえようとして、自分の右腕にも裂けた傷があることに気づいた。
どうやら、黄金の柱が降る直前、ローゼライトの放った魔力弾が>>144知らぬ間に、掠めていたらしい。傷を負ったのを気付かぬほど、他に気を取られていた、という証拠だったが、とりあえずそれは意識の外に追いやった。

傷の手当はカヤが目覚めてから頼めばいい。それよりも、今の問題は頭上にある ]

(218) 2018/12/06(Thu) 22:45:33

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