世界は広いけど、どこかと必ず繋がってるんだよ。今は逸れた人ともどこかできっと会える。……そうだね、まずあっちの山まで競争しよう!山には果実のなる樹があるし、川辺で休むことも出来る。ちょっとずつ進んでいけばいいんだよ。[ね、と言いながら、グレートヒェンの手を固く握る。強く引いて飛び立った。柔らかな日差しを浴びながらその未来《さき》へ**]