[頬を叩かれるのは定番、それ以外にも鳩尾に拳を喰らったり骨を軋ませられたりされたこともあるクレステッドだったが、アキレス腱を狙われたのは初めてだった。歩行困難になりかねない一撃を喰らい砂に突っ伏していたが、ウルズの声>>216に砂塗れの顔をゆっくり彼女の方へと向けて]───……すまねぇ、ウルズ《べっぴんさん》。あまりに情熱的過ぎて思わず叫んじまった。意識がぶっ飛びそうだぜ。[蒼い顔のまま辛うじて笑みを浮かべた。痛烈な痛みを感じ続けているため、意識を飛ばした方が幸せだったかも知れない*]