[気を取り直して、自分達の右側より到達したその部隊を見据える。>>207]ずいぶんすごい術を使うんだな。ひとりの力とは比べ物にならないよあんなの。……だが炎だ。もう一回来るようなら押し流してやろうか?[精霊石が蒼い光を淡く放つ短剣を構えて告げる。挑発体勢だが向こうは乗るかどうか。だがやるしかない。彼らを指揮官《ファミル》に近付けてはならないことくらいわかっているのだから]