見ててやるよ。[そんな自分に、今この立場はぴったりだ。二人に宣言して立会いの傍に佇む。開始の宣言などしない。案の定、必要なかった>>4:438ジェフロイの、そしてトールの声が響く。勝負は互角に推移して見えた。裂帛の気合で重い木刀同士が打ち合わされる。ジェフロイが木刀を薙ぐ、トールがそれを受け打ち返す。それをやっぱり、面白がるような羨ましいような気で見ていた]