…信じて、待とうか。 あの子も君も、精霊の長に認められた力を持つ存在なんだから。 きっと、すぐに戻ってくるよ。[闇雲な心配は、彼らが勇者として認められた時に掻き消えた。 今あるのは、彼らへの信のみだから。 泣きそうな顔をするミリアムを宥めるように、静かな声を紡いだ。*]