『さて、と。 挨拶が前後してしまってごめんなさい。 あたしは、ティアナ・ファーレンホルスト。 霊王の意を受け、深淵の封を司る者。 竜皇の意を継ぐ者の試練を越えたあなたたちに、最後の承認と祝福を為すために参りました』[癒しをもたらした後、ティアナは名乗りと共に一礼し。それから、手にした宝珠を高く掲げる。応じて生じたのは薔薇色と、紫水晶の二色が混ざった光の粒子。それらはふわり、と若き騎竜師たちに降りかかって消えていく]