[ 動転しつつも、城までついてきた少女を狼の背からおろすべく、手を差し伸べる。] 君を公父上《マスター》に引き合わせよう、アナベル・リイ。 その前に、風呂を使うといい。 着替えはぼくが用意して持っていくよ。 ぼく以外の者には注意をすること。 たとえそれが、顔見知りだったとしてもだ。[ そんな警告を与えて、温浴室へ案内する。**]