[普段、あまり口を開かない彼から怒濤のように言葉が溢れてくる。>>199 >>200
それを一つ一つ拾い上げて]
お前が俺を大切に思ってくれるのは嬉しい。
今の状況で確約することはできないが、最大限努力すると約束しよう。
だから、お前も約束してくれ。
死んでもいいと、軽々しく口にするんじゃない。まずは自分の身の安全を第一に動け。
許される限り、側にいるから。
[孤独になりたくないと叫ぶ子供に言い含めるように。
彼に自分の言葉は届いているだろうか?
不安定な面があるから、心配だ。
勿論自分とて死にたいわけでもないが、もし万が一何かあった時、彼を誰に託せばいいだろう。
指が濡れ、彼が涙を流しているのがわかる。
拭えないのが酷くもどかしかった。]