― 神域への門 ―[さて次を、と思いつつ視線巡らせて。ふと、目に入ったのは困り顔。>>214]ぁー……。[他国では魔精霊として、どちらかと言えば畏怖や忌避の対象ともなるが、ここギンセイにおいては、『黒狼神』という位置づけにある存在。それを彷彿とさせるものを殴るのに、抵抗を覚える者がいるのは已む無しだろう]ありがたいっちゃあ、そうなんだがなぁ……。[そういうものは須らく、糧となり力となる。故に、一概に否定もできない……のだが]