― 司令塔 ―[ふらりと戻って名簿の管理を任せる者を呼び止める。フィッシャー少尉の名を出し自由に閲覧できるよう言うものの「名簿なんて何の為でしょうね」と声が返り] ん、確認したい事があるそうだ。[などと答えれば「そうでしたか」と分厚い名簿が机に置かれた。一応一通り覚えているはずのそれをちらと見遣り息を吐く。得意な方であるとはいえ、これだけの量はさすがに苦労したな、と名簿と睨めっこした過去を思い苦い表情を浮かべた。]