[ そのとき 優しい風が吹き抜けるのを感じた。 ]………ぁ…。[実体のある風だったかはわからない。 ただ、弾かれて飛んでいた銃剣が、 ごく僅かに角度を変えたように思えた。 回る刃は吸い込まれるようにソマリの足へ突き刺さる。>>195]