―回想・クレメンスとの通話―
[クレメンスの声が荒ぶる>>213。
当然のことだ。誰がどう聞いても遺言だから。]
しつこいと思うかもだが、俺が今まで言ったのは、全て本心だから。
もう若くないんだから、体には気を遣うんだぞ?
……じゃあな、元気で。
( ……ごめんな、最期まで本当のことを言えなくて。
でも本当のことを言えば、俺の見る目が変わるだろう??
今まで働きすぎていたから、今度は俺が休ませて貰うな。 )
[ 彼の声はまだ通話口に響いていただろう。
しかし途中で通信を切る。
明るく大らかで、そして厳しい人望厚き理想の男。
最期に姿を見られなかったのは少し残念だが仕方が無い。 ]