[すっかり呆れていそうな見張り兵に、長い耳を揺らしてアピールする]ほらほら、ヨセフのおともだち! 『こっちに来るといい、って言われたの』皇子サマに会いたいな。 『おエライさんへのごあいさつって礼儀だから』[砦でもやかましかったからか、兵らは有難いことに双子のことを覚えていてくれた。ひとまず中に――と勧められたので、双子は悠々と陣の内部に潜入した*]