俺ら傭兵は、武は売っても命は売らない。たまに自分が偉いと勘違いする馬鹿な雇主ももいるが、俺からすればそいつに命までかけるだけの価値はない。それだけだ。
それと同じだろ。そのフランツってやつが、どういうやつかは俺も知らんからなんともいえねーけどな。…お前の家はその弟やお前が束縛されて従いつづけなければならないほど価値があるようには見えないがな。
[覚えているといった彼女>>142に同じことをまたいったのは、今ならば届くと思ったのもあった。先ほどから見ていて彼女自身は否定するかもしれないが、ここまで堪え涙し、果て無く覚悟を決めねばならないものに、価値を感じなかったのも...にとって事実]