― 城内/廊下 ― ッ![黒獣と変わった魔物と対峙していた所へ右腕に鋭い痛みが走り抜ける。まるで、護るべき結界の要が脅かされる感覚。>>211もしも、バルタザールの記憶の隅にでも、この城を覆う結界の構造>>0:400が残っていれば、聖女と神子は野茨城に掛かる鎖にも見えたかもしれない。] この感覚、ユーリエか…ッ[即座、優先すべきは何かを考える。一瞬の思考は脳内で組み上げられて、クレステッドに視線を配った。]