― 封じの森・外周 ―
[そうして気が付けば、霧に包まれた神秘の森に辿り着いていた>>190]
ま、そりゃそうだろうな……。
[公言できるようなものではないとは、こちらも思っていたことだ。
今後の説明をどうするか、と考えていたところで、カレルに手渡されたものを見た>>191。
羨みの感情がないわけではないが、誓いの証なら当然彼に渡されるべきものだろう。
カレルはといえば、感極まったかのような表情をしていたが、直後愕然として呟きをこぼした>>207]
……カレル。
[肩に手をおくような気持ちで、横合いから声を掛ける]
お叱りは一緒に受けてやる。
[しかし、口下手なのはこちらも同じ、とても代わりにやってやるとは言えなかった。
せめて年長者として、咎めがあるなら自身が引き受けようと思う*]