お気遣いありがとうございます。
俺は、だいじょうぶですよ。
カレル・ソレイリューヌといいます。
お名前をうかがえますか?
この状況ですから、警備の人手が増えるのは助かります。
[外見のいかつさよりも、第一声で「無理してないか?」と、
此方を慮るような言葉をくれる様子に。
どことなく、人柄が偲ばれるようで。
尋ねたなら、今は獣医だが、元は警備部で、
クレメンスからの要請があったからなど、経緯を聞けただろうか。
その正体には気づける由もなく。
クレメンスが信頼できる人なら問題ないだろうと、
歓迎を示すように微笑みかけた。
それから彼が歩き出すまで>>142、幾らか言葉を交わしただろうか。
また会った時に、もっと話ができればいいな、と思いながら、
その背を見送った*]