君にとっては酷な事だと言うことは分かっているけれど、頼みがある。
どうか、ヨアヒムを救ってやって欲しいんだ。
あいつは、今、黒い獣に飲まれている。このままでは、欲望に任せたまま村を滅ぼしてしまうだろうから。
僕の抱えていた過去を、受け止めてくれてありがとう。
さようなら。
P.S.
本当は、エプロンが出来上がったら、髪に挿そうと思っていたんだけれどね。
もし良ければ、使って欲しいんだ。君に、よく似合うと思うから。
[同封されていたのは、エルナの瞳の色に合わせた、フリントストーンの髪飾り**]