人狼物語−薔薇の下国

501 戦記村 OROCHI 〜彼方よりの侵略者〜


つむじ風 シュテルン

[撃ちだされた銃弾は、違わず鈨の上の"目"へと届く。
魔力帯びた一撃を受けた"目"は、大きく揺らめいた後、漆黒の瘴気を噴き上げた。

それはしばしその場に揺蕩った後、風に流されるように散って行く。
再度の憑依を試みなかったのは、それが通じぬと知れていたからか、他に理由があるからか。

ともあれ、"目"はどろりと溶け落ちて。
鈨の上に浮かぶのは、本来そこにあるもの──月と風の流れを表す紋の透かし彫り。*]

(216) 2018/05/19(Sat) 00:21:01

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