[移動につれ徐々に濃くなる瘴気。
誰からともなく得物を構え、或いは気を溜め始めるか。
自身も宝剣に手を触れ、その帯びる金気と自らの気を重ねるように高めていく]
[そして。
ウルズのやや後方から、こちらもまたそれを目撃する>>207]
こいつは……っ!?
[山が盛り上がったかのように膨らむ、瘴気帯びた黒い影。
ウルズを追うようにこちらも駆け、影に飲み込まれんとする少女の姿が見えれば、足を止めぬまま剣を抜き放つ]
やあっ!
[金瓜錘振り下ろすウルズ>>208に続き、黒い影を瘴気ごと斬り裂かんと、練り上げた金気纏う剣を横薙ぎに振るった*]