― 廊下 ―[どこかで聞き覚えのある女性の声>>211に自分の名を呼ばれて振り返った。と同時、鼻をくすぐる薔薇の香りも] んあ? ローズマリーじゃなかか![喜色を浮かべて両腕を広げてローズマリーを迎える。血が生乾きの、あちこちが破けてボロボロのシャツ姿、というのはすっかり頭にない。]