― 八幡 甲板 ―[各船からの返信は統制室から逐一届いた。これでシロウが船を護りながら戦うと言うリスクを減らすことが出来るだろう]八幡は距離を取りつつ敵を攻撃射程内に留める。可能であればシロウを援護せよ。[敵の攻撃射程がどれ程のものか測れないが、シロウのみをこの場に残す訳には行かない。師は離れろと言うかもしれないが……船があることで攻撃が分散出来ると言う見方もある。私はそちらを選んだと言うわけだ]