人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


蒼眼の天使 カレル


  おまえ、は。
  ぼくを、こんな体にしてもまだ、
  満足、……しないというの。

[ それは他者を気遣う迷い子の想い。
 結果的に逸れた魔力は僅かであれど
 完全なる精神の支配は免れた。

 迷い子の声は上擦るもの瞳だけは
 爛々と光りながら邪眼を見抜く。
 三面の鏡に背き優雅に腰掛ける男を睨み
 引き摺るようにして男に近付いた。
 足元まで辿り着けなくとも構わない。
 その顔を見てやれたらそれで良かった。 ]

(216) 2018/03/23(Fri) 20:21:45

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby