― 轟音の後 ― な、なになに!?[衝撃音と微かに届く喧騒と。 神殿からは縁遠いそれを耳が捉え、慌てて窓から外を覗く。] 爆発音? 破砕音? ダメだ、ここからじゃ見えないな。 多分、あっちだと思うんだけど――[この場所からは裏庭の方向を見ることは出来ず、 ならばと向きを変えて音のした方へ足を運ぶことにする。 近くに神官が居れば既に駆けつけているかもしれないが、 いずれにせよ、対処が必要かを見極めるため、何が起きたかは確かめに向かわなければならないだろう。]