──────![どれほど飛び込もうかと思った。 飛び込んだところでどうにかできるとも思えなかったけれど。 ディークの胸元を掴み、ソマリがナイフを振りかぶる。>>193 あれは、確実にディークの命を奪うだろう刃。]……どうか …[殺させてはいけない。 残った方に、全ての重荷を背負わせてしまうから。 だから、どうか─── 空の色を映した瞳を見開いて、声無く祈る。]