― 氷竜軍・軍営 ―[行ってこい、という軽い言葉>>209に浮かんだのは笑みだった]ああ、長居する気はねぇし。最大速度で行って、帰ってくるさ。[元より、敵陣に長居する気などはない。だから、ごくあっさりとこう頷いた。余計な事は言われない。だから、こちらも余計な事は言わず。空の色が変わり行く頃。影に潜んだ褐色は天を疾く、翔ける。*]