[>>213 ―――……距離を詰められるのを、感覚で察知した。牽制のために銃を放つより先に、こちらから距離を詰めることを選ぶ。どのみち、決め手となりそうなのは特殊弾1発。闇雲に打つわけにはいかなかった。徐々につめられる間合い] ――……ッ、純情可憐で悪かったなッ!! 俺はメルがいればいんだよ![向けられた剣の切っ先の。――想定した軌道の外側から。構えなおして振り下ろされるだろう軌道を避けながら、持ち手に向かって、――…横凪にナイフを一閃する]