― 霊王の領域 ―[そろそろ、と声を掛けられ>>188、休息を十分に終えた自身とリュストは立ち上がる。 シリルとティアナが示唆する可能性に、二人を見遣って] ……そうだな。 俺たちの居場所は"こっち"じゃねぇ。 在るべき場所で、役目を果たすことにするさ。[カレルのように吹っ切れた>>205ことは言えなかった。 ただ、彼が恐れず飛び込む強さを持つなら、自身は何があっても揺らがぬ強さを持ち帰ろうと。 そんな思いを込めつつ、薔薇色に身を委ねて]