人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル海軍提督 ゲオルグ

[つい聞いてしまったのには理由がある。
かつてタクマの家に引き取られてきたばかりの頃、シュテルンは良く発作を起こしていた。それを直接目にしたことはない。
だが、そうしたことがあるとはタクマに聞いた。心理的なものであろうということだった。

案ずるように語られた話が脳裏を過ぎる。
シュテルンの所属艦はシコンにあった。
であれば脱出の時か、その後にか。何かあったかと案じてしまうのは、過去が過ぎる所為。そして、]


 ………… あいつ、心配してたからなあ。


[笑み含んだやわらかな視線が、彼の養い子へと向かう。]

(215) 2015/11/07(Sat) 01:30:56

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