答えにくいこと聞いてすまんかったな。[何故マーティンが自分の問いに答えなかったかは、長い付き合いだからか、何となく伝わっている。恐らくマーティンはクロード達に手を貸すのだろう。家族がいない彼にとっては、学館の生徒は自分の子供のようなもの。彼もまた大事なものを守る為に戦い、その道は決別しているのだ。] ……戦場で会うことがないように祈っておくぜ。[寝息をたてている子供を起こさないくらいの小声で、そうマーティンに呟く。]