わたし…わたしも、“この船を守る人”になる
だから……
――…わたしは、生きていてもいい?(>>0:67)
エサにも獣にもなれなくても
[ 俯いてしまったのは>>0:67。
もしも駄目だといわれたらどうしようと、怖かったから。
その問いかけが、涙と共に零れた瞬間、初めて――…
望んではいけなかったことを、望んでしまったから。
けれど、その瞬間は。子どもにとっては、それはたしかに
ひとつの小さな“希望”の光だった。 ]